目先の症状に囚われることなかれ!

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あるランナーがいました。

彼は下肢の筋肉疲労が、なかなか取れないと困っていました。

整骨院に通ってマッサージでケアしてもらったり、様々な方法を試みて筋肉疲労の改善を行ない、施術直後はすっきりして調子は良くなりましたが、翌日にはダルさと違和感は残ったままでした。

そういった日々を過ごしてるうちに、飲み会があった翌日に膝に痛みを感じ始めました。

このランナーは何故、膝の違和感が改善されなかったのか?

 

膝の違和感・ランナー・筋肉疲労というキーワードと患者の訴える事を素直に鵜呑みにするだけでは見えてこない原因というのがあります。

東洋医学で診る私なら、

  • 普段の食生活はどうか?
  • 睡眠がしっかり取っているか
  • 大小便の具合はどうか
  • 温かい物と冷たいものどちらが好きか
  • 日常の生活サイクル(約一週間の)はどのようなものか

など、その患者の日常生活の仕方を具体的に訊いていきます。

 

そしてこのランナーに尋ねてみえてきたことは・・・

「甘い炭酸飲料とスナック菓子が好物で欠かすことがない」というライフスタイル。

甘い炭酸飲料やスナック菓子を多く摂取して、本来取るべき栄養が充分に得られていないと「脾」が充分に機能してきません。

「脾」というのは東洋医学で重要な働きをしていて、食べた物を消化吸収しそれだけでなく、栄養分と水分を輸送する作用があります。

しっかりした栄養のある食べ物を摂らないと体に必要な栄養と水分が充分に体内を循環しなくなります。

「脾」の働きは、体の血や肉のもとを作り輸送する大切な器官なのです。

脾が充分に働かないと上記のような症状を引き起したり、体の水分がうまく循環しないし、さらにスナック菓子などで油分の多いものを摂取することでサラサラした水分が粘着質の水になり、体にまとわりつくかのようになって、だるさは違和感を生じさせます。

今回、このランナーは膝の違和感を訴えてました。東洋医学には経絡というものがあって、そこは栄養分や血を巡るルートされています。そこで脾の経絡(足の太陰脾経)はちょうど膝の内側を通っています・

なので「脾」の不具合が膝に影響を与えたものだと推測されます。

このランナーに必要なのは「食生活の改善」と「脾の機能をアップ」させてあげることです。

いくら筋肉にアプローチしても改善されることはありません。

こういったことは膝だけに限りません。

腰痛や肩こり、他様々な症状でいくら治療しても改善されない場合は、今一度自分のライフスタイルに目を向けてみてください。

症状だけに囚われるのではみえてきませんので。」


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