天(自然)と人間の関係性 東洋医学古典・素問 四気調神大論篇

黄帝内経素問において、天と人間の関係を説いてます。天も人間も“摂生の道”に注意して、生気を衰えさせずに保つようにすべきであると。

昨今、異常気象などで猛暑が続いたり、ゲリラ豪雨・水害が多くなってきています。

南極や北極の氷が溶け出し海面が上昇したり、地球全体の自然のバランスが破綻しかかっています。

東洋思想の考えに乗っ取れば、世の中すべてが陰陽の調和で成り立ち、木火土金水に五行の法則に当てはまると言われています。

上の図の法則でいえば、土と水の関係は土のほうが強くて水のほうが弱い「土>水」の関係がバランスがとれているということです。

ところが近年雨が多く「土<水」の状態になっていることが多いです。これは我々の社会でいうと水害に相当します。

では何故「水」が過剰になったのか?

それは「火」が通常より多くなったがために、自然界がバランスを保つために「水」を多くすることで均衡を保とうとした結果です。

この説明は上の図の五行の法則を見ればわかると思います。

「金」で木を過剰に伐採したことで「木」が減ってしまいます。「木」は「土」から栄養を吸収して育ちますが、まずその「木」が減少、さらに栄養のもとの土壌である「土」も水害などで破綻すると、自然界の快適なサイクルは成り立ちません。

我々人類が自然破壊をすればするほど、この自然のサイクルは乱れ自然界は不調(病気)を招きます。

我々人間の身体は、自然と調和することで健康を保てます。それは前回までで述べてきました。ところがその自然界自体が今、病気で不調です。

なので、季節の変わり目や気候で体が不調になる、という方も多いと思います。

我々は自然の一部です。その自然が不調ならば我々にも何らの影響を与えてしまいます。

養生法を考えるとき、我々は自身のライフスタイルの見直しが必要ですが、本当の意味での養生を考えたとき、地球規模の自然界に対する養生法についても頭に入れておく必要があります。

 

 


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