【尺沢・孔最】肺を温める・痔に効果

 

今回は鍼灸での臨床でもよく使うツボの尺沢と孔最を紹介します。

尺沢について

「尺」は前腕を指し、「沢」は陥凹部で水が集まる所を意味し、手太陰の脈気があふれる水のようにこのツボに入る様子をたとえてこの名前になった。

作用 : 肺の気と汚れた水を降ろす、乾燥しやすい肺を潤す

主治 : 咽喉の痛み、呼吸困難

・背中が冷えてしょうがない、特に左右肩甲骨の間にかけて発汗して、咳をして疲労感が多い場合に尺沢にお灸を据えたりすると、背中の冷えが取れてきます。

・風邪を引いて、臭いが分からないというのも尺沢で治します。ここを触ってみて硬くなってたり、他より痛みがある場合に、その塊を氷を溶かすようなイメージで揉んで押さえて、柔らかくなるまで続ければ改善します。

・胸がつまる、息苦しい、咳、鼻水が多いなどのときに用いると、余分な水分を腎まで降ろし、利尿を促す。

 

孔最について

「孔」は隙間、穴の意で「最」は著しいの意で、最も大きな隙間で腕橈骨筋の尺側にある大きな間隙にあるツボの意味。

作用 : 肺の気を通じさせる、出血を止める(痔出血や喀血)

主治 : 咳嗽、咽喉痛、肘痛、痔疾

・肺経および肺に異常があるときに反応が出やすい。

・孔最の圧痛の左右差が強ければ、痔の問題が考えられる。左右の圧痛が均等してれば問題なし。肺経と表裏関係の大腸経の関係でここに反応が現れる。孔最にはお尻の鬱血状態「痔静脈の鬱血」が現れます。

・孔最の反応のキツイ方にお灸を。痔出血の改善に効果

 

では、また会いましょう。


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