【中府・雲門】咳や胸の痛み。肩・背中の痛みに

今回から、東洋医学ツボの名前の由来と作用についてみていきます。

まずは、手の太陰肺経という経絡のツボを順を追ってみていきます。

中府について

上図の赤丸の部分が「中府」になります。

東洋医学では人の体を上・中・下に3つに分けて、上焦、中焦、下焦と呼んでいます。

「中府」の「中」は、その中焦の気を指して、「府」は何かが集まる所の「庫」を意味しています。故に中焦の気が集まる所を意味しています。

作用  :  吸気や水分を下方へ移動させる作用があります(粛降作用)。胃内の水分を正常に保ち、胃の消化を促します(和胃利水)。

風邪を引いて下痢をしたり、痰がからんだり、鼻水が出るのは、体内の水が正常に流れないからであり、そんな時はこのツボを押さえると痛かったり、あるいは逆にこのツボを押さえて痛めば、風邪を引く前兆と判断出来ます。

主治 : 咳、喘息、胸痛、顔の浮腫み、肩や背中の痛み

 

雲門について

図の赤丸の上の黒丸の所が雲門です。

「雲」は雲霧を指し、立ち昇る湯気がもやもやとこもった様子のことで、「門」は出入り口のことです。

このツボは上焦にあり、中焦より立ち昇った気が天の気と交わり、手の太陰肺経の気として出発する所にあります。この出発点に滋養物を含んだ雲霧状の気が全身を巡り栄養を与えるという役割のあるツボになります。

作用、主治は「中府」と同じで、触ってみて痛みなどの反応の強い方を治療点、あるいは診断点とします。

押さえてみて痛みがあれば、軽く揉んだり指で押して痛みが緩和されれば、風邪などの呼吸器系の症状の予防になります。

気をつけて欲しいのは指で押すとき、バラエティ番組のように決して強く押さえたりしないでくださいね。イメージは痛む部分を氷とイメージして、その氷を指で押さえて溶かすイメージで。反応のある部分は痛みと僅かなシコリみたいなのを感じるはずです。そのシコリを溶かすイメージで行なって下さい。

ではまた!

 

 


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