東洋医学の経穴(ツボ)について〜ツボの命名と分類2

今回もツボの名前の由来をみていこうと思います。

ツボの名前の由来が実は、そのツボの効果効能に関係しているので知っておけば、ツボを利用した健康法にも参考になると思いますよ。

② 象形法

これはツボの所在する部位の骨、肌肉や皮膚のしわなどの特徴から、形の似ている物を例える方法

《鳩尾》

鳩尾はその形が両翼を拡げた鳩に似ていて、剣状突起が鳩の尾に見えることからこの名がついた。

 

《魚際》

魚際は手の親指の付け根で赤白肉際にあり、形が魚の腹に似ていることから、この名が付いた。

 

《攢竹》

左右の眉頭にある攢竹。眉毛は狭い場所に密集して生え、その様子が竹に似ていることからこの名が付いた。

 

③ 会意法

これはツボ自体の生理、病理から解剖学的な部位の特徴をもとに命名する方法。ツボの名前が具体的な特徴として反映されているので、記憶しやすい。

《聴宮》

《労宮》

耳前にある聴宮、手掌にある労宮は、耳が聴力を主り、手は労働を主る所からこの名前が付いた。

 

④ 写実法

これはツボの分布部位や主治作用などをもとに、写実的な方法を用いて命名する方法

《血海》


血海の主治は月経不順、閉経、崩漏など。このツボは血の道証に用いられ、諸血がここに集まることから、この名前が付いた。

 

《肩井》

肩部で一番高い所にある肩井は、その直下にある缼盆が「井」のように凹んでいるためこの名が

 

以上の4つの命名法は併用される場合もあり、陰陵泉は、膝下内側にあって、足太陰脾経の合水穴に属すので「泉」。そして東洋医学では体の内側は陰なので、会意法で「陰」と付ける。さらに膝の突起が丘陵に似てることから 、比喩法で「陵」の名を加えて、3つ合わせて「陰陵泉」と名つけた。

《腹哀》

腹哀は腹部にあるので、まず写実法で「腹」の字をあて、そしてこのツボは腹痛などの腸鳴を主治とするが、その音が哀しそうに鳴るから、比喩法によって「哀」の字を加えて命名された。

 

ツボの命名は生理、病理、部位、特徴だけに頼るのではなく、各々の主治作用とも関連して命名されています。

ツボの命名を研究することは、経穴(ツボ)の本質を把握することになっていくということです。

では、また🤗


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