東洋医学のツボについて 〜 ツボの命名と分類

 

 

 

ツボには、それぞれ名前がついていますが、その名称も単に名前がついたのではなくて、ちゃんと意味があって付けられています。今回はその辺りを掘り下げていきます。

ツボ(経穴)の効能とその分布している部位は、全て一定の特徴を持っています。古人はそれをもとに、長い年月をかけ選別し、まとめ上げて経穴の名称を決めました。

 

 兪穴について

経穴のことを「兪穴」とも言います。「兪」は「輸」と同音で正式には「腧」。「腧」は人の肉体に関する意味を持ち、「輸」は輸送、流注などの意味を持ちます。

 

経穴の4パターンの命名法

①比喩法

これは広く天文、地理、事物などを参考にしながら命名する方法。ツボの特徴、主治作用、所在する部位などをもとに、事物の間に関連する現象や性質を考慮して決定する。

古人は人体の経脈を流れる氣血の運行を、水の流れに例えて、泉、池、沢、海などの字を使いました。

《水泉》

《陽池》

《小海》

 

また四肢のツボなどで、突出した部位にあれば、山や丘陵などをイメージして名付けたのもあります。承山、陽陵泉、外丘など。

 

反対に、ツボが骨や筋肉の間に挟まれた陥凹にある場合は、谿、谷、溝、瀆、池、井などの字が使われている。曲池、合谷、太谿、支溝、四瀆、肩井などがこの類いです。

 

府、庫、門、戸は経気が出入りする場所や空間を指し、気戸、雲門、庫房などがあります。

 

道、里などは経気の通り道を表している。足三里、霊道など。

 

室、舎などは経気の流れが留まる場所で、志室、気舎、玉堂などがあります。

 

今回の比喩法からわかることは、自然界も人間も共通するものがあって、人間も自然の一部分であることを表しているのだと思います。

次回は残り3つの命名法を見ていきたいと思います。


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