東洋医学の経穴(ツボ)について〜経穴と経絡〜

前回からの続きで、経穴(ツボ)とは、長期にわたる鍼やお灸、それによく似た治療での臨床経験を経て、発見された体表に表れる特殊な反応点のことをいいます。

さらにその部位に刺激を与えることで、酸・麻・脹・重などの感覚が体の一定のルートに沿って伝わり響いていくことに気付きます。

足の外踝に刺激を与えることで頭痛が改善されたり、あるツボを刺激することで、違った効果を得られるルートを発見していきました。

 

この図は足の太陽膀胱経というルートで頭部から背中を通って足の外踝から足の小指まで繋がっています。

このようなルートが何種類かあって、そのルートを今では経絡と呼んでいます。

人の健康は体内の元気(親から受け継いだ氣と飲食などで得られた氣)に頼っています。その元気は体の内的には陰陽のバランス、外的には絶えず変化している自然環境の影響を受けます。これらの元気の通り道を経絡と呼んでいます。

そして今までの経験で発見したツボを調べていくと主に12種類のルートと2種類の別ルートがあることを発見します。

古人たちは「天人合一」という中国哲学を背景とし、体を巡る経絡を、大地に注ぐ12本の河川に当てはめ、その考えは人体の臓腑、四肢百骸にも及び、時代を経ながら確立されていった。

これらの運行の規則をきちんと把握することで、初めて鍼灸、湯液、導引などを用いて治療することが出来るようになりました。

導引術もこの経絡の理論が基礎で、意念を用いて気血を導き、経絡内での運行を活発にすることで、通瘀、導滞、散毒、解結、つまり気の滞りと悪いものを流してしまう作用を行います。

この経絡の理論は、他の民族にも早い時代からその存在を同様に知ることができたが、文化や考え方の違いから、特に西洋ではこの経絡というものが存在している事実を多くの人が見逃してしまった。

しかし、今現在は西洋医学でも経絡に注目している方々が増えつつあります。

時代は変わってきました。

 


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