立禅は長時間やったほうがいい? 続編

『立禅は長時間やったほうがいい?』

前回、立禅は長さよりも、それを行う上での意念(イメージ)が具体的であることの重要性を説きました。

今回はそれを踏まえた上での私なりの気付きを書きたいと思います。

これを書くと前回の内容とは矛盾に感じるかもしれません。

立禅を長時間、脱力したやり続けること 

まず、余計なことを考えずに全身を緩めて体の重みを感じる。筋力で立っているのではなく、骨格で身体を支えているイメージで。

あるいは、水のなかで浮力を感じて浸かっているイメージ。

本当に身体が緩んでリラックスできていたら、疲れは感じません。この状態で1時間、2時間と立っていられれば、身体にはいい状態になっているはずです。

体が緩んでいれば、筋肉の緊張はなく各関節は滞りなく気血が巡り、呼吸は緩やかに深くすることが可能になります。呼吸が安定してくれば、自律神経も反応して内臓にも好影響になっていきます。

また、長時間立っていられれば、その感覚は身体が記憶してくれるので、例えどのような体勢であっても、その記憶した感覚で動作を行えば、常に緩んだ状態で精神的にも落ち着いて対処できるのではと思います。

つまり、長時間立禅をやり続けることで、その人にとっての一番緩んで落ち着いた状態をの日常的なものに作り上げることができるってことです。

しかし、この感覚は単なる脱力ではないことに気をつけなくてはなりません。

一般の人が平均台の上に立つとバランスを取るのに苦労すると思います。ましてや、そこを歩くとなると大変です。

平均台に立つ時には、力を抜いた状態と入れた状態が重なった状態で、いつでも素早く両方に動かせる状態でもあります。

これは『体の中で動かない“抜く力”と“出す力”が静かに出来ている状態です』

立禅での脱力とは、この平均台の上のような状態をいうのであって、決して力を抜いてしまうことではないということです。

結論を述べれば、初心者のうちから、立禅をただ長時間やっても、きっとわからないってことですね。

本や文献、YouTube などを見て、行なっても効果は無いとまでも言わないまでも、少ないといっていいでしょう。逆に体を壊す恐れもあるので、経験者に問うのがいいと思います。


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