太氣拳を教えて欲しいというリクエストについて

 

私が太氣拳を正式に人を募り、先頭に立って教えるということを今まで行なったことはありません。

現状は、週1回、日曜日に稽古を行なっておりますが、指導者としての立場ではなく。仲間と共に学びながら、たまたま私の方が先に太氣拳を行なっていたという理由で仕切っているに過ぎません。

太氣拳を日々稽古しトレーニングに励んでいますが、それを名乗って教える程のレベルではないと自負しているから、畏れ多いと感じ指導は行なっていません。

ただ、太氣拳という武術はとても素晴らしいものであることは、自信を持っていえます。この拳法の練習方法を取り入れることで、他の武術にもスポーツにも充分活かせて、より良いパフォーマンスの手助けになるに違いありません。

また、武術をされてない方にも、日々の生活において疲れにくい体を作ることができ、関節の不具合や何となく身体が不調な方にも、日々行える健康法として役立つと思います。

この太氣拳の素晴らしい練習法、せっかくいいものがあるのに世の中に知らない方が多いのはとても残念に思います。

武術の世界は、いい拳法であるほど閉鎖的であり、太氣拳はとくにそれが顕著であると私は感じています。宗師・澤井健一先生から直接学ばれた師匠方々で、太氣拳の名が途切れてしまう危険性があるように私は感じています。

その貴重な練習方法・理論・健康法などが失伝してしまう恐れがあるのは凄くもったいないですね。

世界の一流スポーツアスリートは科学に裏打ちされたテクノロジーや施設でハイパフォーマンスをあげてきました。科学的なテクノロジーでの練習方法も現在では頭打ちのようで、日本の古武道や伝統武術の稽古法に目を向けるようになってきています。

例えば少し前なら陸上の末續選手が古武道の“ナンバ歩き”をトレーニングに取り入れたり、

最近ではスピードスケートの小平奈緒選手が古武道の稽古法でもある“一本歯下駄”での練習を取り入れたり、

体幹の安定を重視して“良い姿勢”をキープした上で、パフォーマンス向上を図ろうと取り組んでいます。

世界のアスリートは技術の向上や進歩を確実なものにするためには、“良い姿勢”でぶれない体づくりが不可欠であると理解しているわけで、その“良い姿勢”作りに最適な方法が古武道などの伝統武術であると思い、その武術のトレーニングを取り入れているわけです。

 

小平奈緒選手が取り入れている「一本歯下駄」ですが、我々が普段の生活で良い姿勢を保つことは、健康の維持に必要です。ダイエット、怪我の予防のためにも良い姿勢を覚えることは大切です。

最初のうちは良い姿勢を構築するのが困難で、多くの人は普段の姿勢で無駄な力みがあるため、なかなか体に負担のない姿勢を覚えることができません。そこでリラックスした状態を体感し、私生活で負担のない姿勢に少しずつ近づけていく必要があります。

そこで武術の稽古法の一つである一本歯下駄の力を借りて上体の力みを取って、良い姿勢を確保しようと考えたわけです。

だからといって、一般の人が一本歯下駄でいきなり良い姿勢を構築することは困難です。小平選手のような優れた身体能力と体幹が備わっていないので、全く安定して立てないと思います。そもそも一本歯下駄の稽古は元々の武術の基礎稽古を身につけた上で行うから効果がでるもの。飛び級しては、効果を得られないどころか、逆に体を壊しかねないと思います。

 

そういったことも含めて、私は太氣拳の立禅であったり歩法は良い姿勢と体幹をいい状態につくりあげるのに最適な練習法だと思います。

そういったことを踏まえ、私は東洋医学に精通する鍼灸師であり、その以前は中国のあん摩「推ナ」の経験もあり、武術は空手、シュートボクシングと経験してきました。

そういった今までの経験を総合した日々の健康法として、今後積極的に太氣拳の練習法を軸にお伝えしていければ、と考えております。

また、詳細が決まりましたらお知らせいたします。

よろしくお願い申し上げます。


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