大人になってわかる面白さのウルトラセブン「ダークゾーン」

ウルトラセブンといえば、言わずと知れた特撮の決定版。このセブン、実はストーリーは結構大人向けなものがあり、一般的に語られる名作が、「メトロン星人」の出てくる話です。

今回の「ダークゾーン」という話、子供の頃の印象はあまり残っていませんでしたが、今回見て、これも傑作だと感じました。

ストーリーは、ダンとアマギ隊員が宇宙から帰還し、アンヌ隊員が自室でくつろいでる場面から始まる。

ちなみにこの画像の手間の角刈りの通信員は上西弘次さんといって、実はウルトラセブンの中身の人です。

アンヌが部屋でくつろいでると、不思議な黒影がうごめいていた。気持ち悪さで助けを求めてダンを呼びます。

ダンが影に呼びかけると、その影の主は怯えながら、「宇宙船が故障した上に重傷になり、ここでじっとしてるだけだ」と。影の主の彼に敵意を感じなかったダンとアンヌは安堵の表情を浮かべ、”彼”と談笑するようになる。影の彼の星では科学が高度に発達してて、工場であらゆるものを作り出せて、水や空気などの自然も作り出せると。ただ工場が停止すれば我々は全滅するのだと。

私は、このときの影の彼が言った言葉が印象に残っています。

「科学が進むというのは不便なものだ。君たちも気をつけたほうがいい。大昔の生活に憧れる日も来るかもしれない」

 

さて、それと並行して本部に宇宙からの緊急メッセージが届く。

それはペガッサ市という衛生都市が、動力系統が故障して、このままだと地球に衝突するという。

ペガッサ市からの要請は「地球の軌道を変えて欲しい」という。当然、地球が人間の手で自由に軌道を変えることなどできません。

先程の黒影の彼は何か関わりがあると察知した隊員たちはアンヌの部屋へ

影の彼は「私はペガッサとh関わりがない」と主張。ただ「ペガッサは星が滅びる前に巨大な衛生都市に移り住んだ。それが地球と衝突するのなら、地球の軌道を変えればいいじゃないか」と。

だが影の彼は地球が自分で軌道を変えれないと聞いて愕然とする。

衛生都市ペガッサ市が地球とぶつかれば、地球にも甚大な被害が及ぶと知った地球防衛軍は、ペガッサ市を破壊することを決定する。

衛生都市ペガッサ市に到着したウルトラ警備隊のウルトラホーク一号の任務は、ペガッサ市の住人に一時的に地球への移動を促しにきたことだった。

ペガッサ市に通信を試みるダン。だが向こうからの返答が一向に無い。地球からのミサイル発射時刻が迫る!

ついに決行時刻。

地球にいる黒影の彼。ついに正体を明かす。地球が軌道を変えることが出来ないと知り、ペガッサ市の修理もはかどらないので決断したのだった。

彼はペガッサ市から派遣された工作員で、地球を破壊するために訪れたのであった。

「アンヌ、ダンを連れて地球を離れろ!  ペガッサ市を守るために、地球は破壊しなければならないんだ」

ペガッサ星人である彼は、ペガッサ市の修理を時間ギリギリまで待った。さらにダンとアンヌに友情を感じた彼は逃げるように促した。ちきゅに降り立ったら直ぐに、任務を遂行してても良かったはずなのに…

ペガッサ星人は隠しておいた爆弾を地球のコアの部分で爆発させるように地中に埋め込んだ。そこへアンヌから連絡をうけたダンが現れる。

ダン: 何故こんなことをするんだ

ペガッサ: ペガッサ市を守るためだ。

ダン: (悲しそうに)ペガッサ市は破壊した

ペガッサ: そんなはずがない

逆上したペガッサ星人は銃を放つがセブンのアイスラッガーで弾かれる。

ペガッサ星人は暗闇へと逃げていった。

 

それから数日後のダンとアンヌ。

アンヌが暗闇の影をみて思い出す。

「”彼”は今頃どうしてるのかしら?」

 

 

これでこの話は終了します。

友好とナショナリズムとの間に揺れる心の葛藤、ペガッサが言ってた科学が進んで失う大事なもの、というのをそれとなく伝えている素晴らしい話だと思います。

残ったペガッサ星人は、どうしているのだろうか?

もしかして今も我々を見ているかもしれないですね。


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