立ってるだけでなぜ、健康に効果があるのか?②

厚生労働省のホームページに、「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」 という告示があり、その一部を抜粋すると、

『(2)身体活動・運動

身体活動・運動は、生活習慣病の予防のほか、社会生活機能の維持及び向上並びに生活の質の向上の観点から重要である。目標は、次世代の健康や高齢者の健康に関する目標を含め、運動習慣の定着や身体活動量の増加に関する目標とともに、身体活動や運動に取り組みやすい環境整備について設定する。

当該目標の達成に向けて、国は、健康増進のための運動基準・指針の見直し、企業や民間団体との協働による体制整備等に取り組む。』

 

とあります。運動は健康維持にとっては、大切なことを説いてます。

運動をすることでの効果についても、参考資料を載せてみました。

運動の効果

●からだ的な効果
運動の効果はからだの機能面によく表われますが、疾病に対しても効果があります。
・健康的な体形の維持
・体力、筋力の維持および向上
・肥満、高血圧や糖尿病などの生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防
・加齢に伴う生活機能低下(ロコモティブシンドローム)の予防
・心肺機能の向上により疲れにくくなる
・腰や膝の痛みの軽減
・血行促進により肩こり、冷え性の改善
・抵抗力を高める(風邪予防)

●精神的な効果
思いっきり走った後に、爽快感や達成感などとても良い気分になった経験がある方も多いのではないでしょうか。このように運動をすると精神面にも様々な良い影響を及ぼします。
・認知症の低減
・不定愁訴の低減
・気分転換やストレス解消

どのくらい運動したらいいの?

みなさんは普段どのくらい運動をしているでしょうか?人によって運動量は大きく違います。これから運動を始める、という方は以下を参考に運動量を調節してみてください。

●今より1000歩多く歩く!
普段2000歩程度しか歩いていない人に対して「1日1万歩歩きましょう!」と目標を掲げても、達成するのは難しいでしょう。そこで日常生活の中で「今より10分多くからだを動かしましょう」という指針が厚生労働省より出されました。 10分多く動くということは歩数にすると約1000歩多く歩くということになります。たとえばエレベータではなく階段をつかう、少しの距離は自転車ではなく歩くなどすると、より歩数が多くなります。歩行以外にも電車では立つ、買い物はカートではなくかごを持つようにするなど少し行動を見直すことで10分多く動くことにつながります。無理をしないで自分にできることを考えてみると良いかもしれません。

●週2回 30分の運動
また息がはずむような運動を30分以上、週2回行うことも提唱されています。ウオーキング、ランニング、サッカー、野球、テニスなど、どのような運動でも構いません。楽しく継続して行うことができる運動をみつけ、習慣化されることをおすすめします。

参考:厚生労働省「健康づくりのためのからだ活動基準2013」及び「健康づくりのためのからだ活動指針(アクティブガイド)について」

これが、世間一般的な「運動」と「健康増進」との認識でしょう。

 

では、立ってるだけに見える站椿功(立禅)ですが、意拳の于永年老師が病院勤務で站椿に関する実験し、脈拍で運動量を計測するという試みを行いました。

平常時の脈拍:70 ⇒站椿功を開始:90、100、110に上昇。呼吸数も変化

站椿功を止めると:脈拍数、呼吸は平常時に戻る

これは運動で得られる、身体に起こる変化と似ていますよね。

于永年老師は運動は二種類あると、説いています。

①位置移動を伴い、脈拍数が上昇するが、酸素を十分に摂取できないタイプの運動

②脈拍数は上昇するが、呼吸に余裕があり酸素も欠乏しないタイプぬ運動 站椿功・立禅においては②のタイプで、脈拍数がかなり増加する一方で、酸素を十分に摂取することができるという点に、站椿が養生・健康に結びつく理由があります。

激しい運動であれば対象は若年層に限られるが、站椿は年齢を問わず誰でも練習ができます。

 

次回に続く


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