気功のメカニズム ~仏教における氣及び気功に対する考え方~

私が日々、稽古に励んでいる太氣拳の基礎の稽古法に「立禅」というものがあります。中国拳法では一般的に「站椿(たんとう)」といっている稽古法。IMG_0162「立禅」という名のとおり、簡単にいえば立ったまま”禅”をする。

“禅”とは、41btkmqnc3l

 大乗仏教の一派である「禅宗」(ぜんしゅう)の略、もしくはサンスクリット語のdhyānaの音写「那」の略。 また「座禅」(坐禅)の略としての意もある。 「禅宗」は、 南インド出身で中国にわたった達磨が祖で、坐禅を基本的な修行形態とする。

ということらしい。

 中国の仏教

唐(619~907年)の時代になって盛んになり、様々な宗派が出て、一番大きな宗派が禅宗。

 禅宗=禅定のはじまり

禅定とは、心を静かにすることを意味する。心の静慮は心の修行により、欲や執念などをなくすことにより得られる。

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インドの達磨大師は少林寺で面壁すること9年。そこでインドの禅定と中国の伝統文化が結びつき一つの禅法が確立された。

《面壁 : 壁に向かって坐禅し、心を壁のように真っすぐに立て、左にも右にも偏らずに安静にすることを意味する》ca932fa9bbc60a4203b10d794426f5e4

禅宗は達磨大師により確立されたのち、その修行法は徐々に簡素なものになり、流派も増えた。禅宗に限らず中国の仏教の修行法には気功の修行法ともいえるものが大きな位置を占めている。

仏教の修行法では、心を静めて入定状態、入静状態になり悟りに至るものが多い。仏教におけるこれらの修行法は、現在の気功理論における”調心”というものにあたります。

調心をするためには雑念を取り払う必要があるが、仏教気功の中には雑念に対して仏教独自の解決法があります。

仏教での調心法とは?

雑念が生まれる元々の原因、つまり人間の心に関するもの、あるいは人生観など、人間の根本的な問題を解決することで、解脱しようとするものであります。

このような仏教の基本的な考え方が気功の修行の根底になっている理由は、「心の解脱ができると雑念が出なくなり、雑念が出なければ心が集中しやすくなり、心が集中すると入静状態になりやすくなり、入静状態になると気は高レベルの状態になりやすい」

人間性に問題があり、根本的に雑念や悩みの多い人は、気功の練習のときに心を集中するのがなかなか困難である。

仏教の言葉の中には、現代的な気に関する具体的な記述はないが、人間性の根本から解決するという考え方はとても良い気功理論といえます。IMG_0691

仏教の気功修行法は静功中心。仏教気功の僧は坐禅を何時間、何日間もできるという。 精神を集中し、雑念をなくし、かなり深い入静状態のときに気の状態は高レベルになり、いろいろな潜在能力も出てくる状態になります。IMG_0248


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