首こり、頭痛、めまいなど。どんなツボで症状を和らげる?

欧米人には、肩こりを訴える人が少ないようですが、日本人では多いですね。その原因は様々ですが、今回は、割と一般的な原因のものを取り上げます。

首こりの原因の一つに胸鎖乳突筋がある

kyosanyu1 首を横に向けたときに縦に太い筋が表れますが、これが胸鎖乳突筋です。

この筋肉に凝りや疲れがあると、さまざまな症状を引き起こします。

1.耳の後ろに三半規管という平衡感覚を司る部分があります。
それでこの筋肉が固くなり過ぎると、めまい、耳鳴り、を起こしやすくなり、また頭皮筋を引っ張ることになり、頭痛の原因にもなります。頭皮筋は薄いですが筋肉です。

2.肩には骨がないので、この筋肉が固くなると、肩甲骨が、胸の方に引っ張られて、肩こりも出やすくなります。

3.この筋肉の下には頚動脈、頚静脈があり、この筋肉に保護された形になります。拍動を触れる場所でもあり、ここの怪我は致命傷になることがあります。生命線を護る強大な筋肉です。

4.舌骨下筋群というのは、気管の働きとも関連する(咳や排痰など)細い筋肉の集まりです。咳や、喉の炎症がでると、その炎症が他に及ばないように、周囲 の筋肉を固くする(筋防御・・ディフェンス)反応が起きるために、胸鎖乳突筋が固くなり、首が痛くなると言う症状になります。

5.後ろの首すじ(板状筋)にも近く、影響を与えやすく、板状筋の奥に延髄があるため、「肩が凝りすぎて吐き気がする」という症状にも関連します。

その結果、胸鎖乳突筋関連の症状はこんな感じです。

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故に、この胸鎖乳突筋をマッサージしたり、ストレッチして緩めてあげれば、その症状は改善に向かうはずです。

 

でも、私は鍼灸師なので、ちょっと違うやり方で行います。

胸鎖乳突筋の周りには、様々なツボがあります。

人迎(じんげい)

img124のど仏の高さで胸鎖乳突筋の前の縁にある。

経絡は陽明胃経

 

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扶突(ふとつ)

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人迎と同じラインで、胸鎖乳突筋の真ん中あたり

経絡は陽明大腸経

 

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天窓(てんそう)

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人迎、扶突と同じラインで、胸鎖乳突筋の後ろの縁

経絡は太陽小腸経

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完骨(かんこつ)

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胸鎖乳突筋の付け根で、骨の出っ張りの下あたり

経絡は少陽胆経

 

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胸鎖乳突筋付近に存在するツボ(経穴)は、人迎、扶突、天窓、完骨

まず、このツボを触ってみて、圧痛・凹み・硬い・膨らんでる、などの反応が一番強いのが、どれかを探ります。

次にそのツボが、例えば扶突の反応が顕著だった場合、扶突の経絡は陽明大腸経。その経絡は手に通っているので、肘から指先の大腸経ライン上を触っていきます。 そのライン上にあるツボで最も痛みがあったりの反応が顕著だったところに、鍼で治療します。

これが完骨であった場合は、経絡は少陽胆経なので、今度は膝から下の胆経ライン上のツボを探って治療点とします。

 

肩凝りの場合は、そうではないのですが、首凝りの場合、首に直接治療したり、マッサージをすれば気持よくて、症状も緩和されやすいですが、その改善も一時だけで、却ってだるくなったり、症状がひどくなることのほうが多いです。

とくに首が細い女性や、虚弱体質の方には絶対良くないですね。

だから、一般の方も首を揉むよりも、肘または膝から指先へ揉んでスッキリできるポイントをマッサージすれば、そのどこかに胸鎖乳突筋に繋がってる経絡があるので、案外と首凝りは楽になるかもしれませんよ。

まっ、ご参考にしてくださいね(*^_^*)


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