西岡剛選手の左アキレス腱断裂の原因を東洋医学的に考察

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去る7月20日、甲子園での対巨人戦 巨人の先発、田口麗人投手から同点タイムリーを放った際に1塁上で転倒し、そのまま立てなくなりました。

そのまま担架で運ばれ退場となった西岡剛選手。診断の結果は左アキレス腱断裂。 26日には手術を受け、来年以降の復帰を目指して頑張っています。

アキレス腱断裂とは?

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「腱」とは筋肉の先端部分にあり、骨にしっかりとくっついています。筋肉が伸縮性があるのに対し、腱はあまり伸縮性がありません。普段普通に歩く分には問題なくても、スポーツなどをして腱が大きな力で引っ張られると、耐え切れずにブチっと切れてしまう事があります。

これがアキレス腱の「断裂」です。

 

アキレス腱断裂の症状

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重傷直後には断裂した部位に力が入らず、体重をかけることが出来ないため転倒したり、立ち上がれずに座り込んでしまったりするそうですが、時間の経過とともに歩行は可能になるようです(西岡選手がベースランニングの途中で転倒したのを思い出します)。

歩行が可能でも、つま先立ちなどのつま先に体重をかける行為は難しいようです。そのような場合でも、足首の関節は動かすことができるようですが、ちょっと怖いですね。

【他にもこんな症状があれば、断裂の疑いが・・・】

・ふくらはぎを、バットや棒のような硬いものでたたかれた感じ
・後ろからボールが当たった感じ
・かかとをけられたような感じ
・バチっと言う音がした
・何かが破裂するような感じがした

これらの症状とともに激しい痛みがあり、少しの間は立ち上がる事も困難です。そしてその後は、歩行は可能であってもつま先立ちが出来ない…このような症状があれば、アキレス腱が断裂している可能性があります。

アキレス腱断裂の原因

アキレス腱に限らず、人体内の各部に存在する腱組織は老化現象に伴い柔軟性が失われていくことは医学でも解明されております。

ですから、まだ柔軟性の高い幼少期の子供に、アキレス腱断裂症状を発症するケースはほとんどありません。

尚、アキレス腱断裂の原因は基本的に加齢に伴う腱の老化以外にも、度重なる疲労が積み重なったオーバーユース状態など複数の要因が絡みあって発症するケースが大半です。

久しぶりにスポーツをした際に急激にアキレス腱に力が加わった際などに発症するアキレス腱断裂の場合は、おそらく柔軟性の低下が要因の大半を占めます。

しかし、比較的頻繁に運動を継続しているスポーツ選手などが、ある瞬間にブチっとアキレス腱を断裂してしまうようなケースでは、腱組織への疲労の 蓄積や、下腿およびアキレス腱組織に既に微小の部分断裂を発症しており、負荷の高い運動の動作がきっかけとなって断裂に至るケースもあるのです。

 要するに加齢に伴う柔軟性の低下が原因で西岡選手も、オーバーユースで疲労が重なり、ふくらはぎの筋肉の柔軟性が失われたものと思われます。

ってのが一般的な診方でしょう。

 

では東洋医学的に診ると

まず、東洋医学の考え方に五臓の乱れが病を招くというのがあります。

そしてその五臓には(肝・心・脾・肺・腎)それぞれが支配している身体の部位ってのがあります。gogyouzu_dai

その中で、は筋肉や腱を支配していて、肝の不調は筋肉や腱の故障を招きやすくなります。

 

 

また、「肝」は血の循環に関係していて、肝が健康であれば筋肉にも潤いがでて、柔軟性のある筋肉であり続けます。p10

肝が正常かどうかは、実際には問診して診察していかないとわからないですが、東洋医学には「望診」や「聞診」っていうのがあって、その人の顔の特徴や、性格などで「こういう病症になりやすい」っていう体質ってのを見抜く術があります。

「こういう病症になりやすい」っていう体質のことを素因っていいます。

その素因には大きく分けて4タイプあって肝虚タイプ・脾虚タイプ・肺虚タイプ・腎虚タイプです。

さらに肝虚証タイプは2つに分かれて、肝虚熱タイプと肝虚寒タイプに分かれます。

では今回は肝虚熱証タイプについてみてみましょう。

肝虚熱証タイプ
  • 目が細く吊り上っている。体格は痩せているが筋肉質。眉は薄い
  • 几帳面で潔癖症。何事もキッチリ片づけないと気が済まないので、やりかけた仕事は最後までけじめをつけたくなる。
  • もともと血が不足しやすい体質なので、思ったことが全部できずにイライラする。

というのが肝虚熱証タイプです。ところで、西岡選手はどうでしょう?11

目が細く吊り上っていて、筋肉質。鍼灸師の私の診立てでは西岡選手は肝虚熱証タイプ。

 肝虚熱証という病症は
  • 血が不足することによる、筋肉痛や神経痛。気配り頭脳労働でのイライラ。
  • めまい、耳鳴り、頭痛

などです。

アキレス腱断裂は、ふくらはぎの筋肉などの柔軟性の低下(筋肉の血の不足)が引き金になると言われています。

もし、東洋医学的な診立てが活かされてたなら、アキレス腱断裂する前に、肝の調整を行って大事に至らなかったのでは・・・ と思うと残念でなりません。

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