花粉症①

月も変わって3月になりました。まだ寒さは残りますが、関西地区では週末は気温が20度近くになるとか。

気温が暖かくなれば、やってくるのは「花粉」です。

花粉症について、昨年の記事ですが、今年も載せてみました。

知識として参考にしてください。

 

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東洋医学では春は、 冬の間に隠れていた全てのものが、芽を出し活動的になり始める時期で、陽気が多くなる時期といっています。
あらゆる生き物達が活発になろうとする時期で、冬眠してた動物は目を覚まし、学生や社会人においては、新学期、新年度の始まりとなります。

そんなわけでスギ花粉などの花粉もたくさん飛ぶ季節であります。
現在、日本人の約25%が花粉症だと言われています。
花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気。
季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。

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花粉症のメカニズム
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⑴体は花粉という異物(アレルゲン)が進入するとまず、それを受け入れるかどうか考えます。
⑵排除すると判断した場合⑶体はこれと反応する物質(Ige抗体)を作る仕組みを持っています。
⑷抗体ができた後⑸再び花粉が体内に入ると、目や鼻の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。
⑹その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミン)が分泌され、花粉を体外に放り出そうとします。
そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで中に入れないように防御しようとします。

しかし、本当に悪いのは花粉だけ? 街にはマスクなしで平気な顔して歩いている人も見かけます。
花粉はもちろん、原因のひとつですが、花粉に反応してアレルギー反応を起こす身体側にも原因があると思います。
花粉症を予防するには、花粉を取り除く・浴びないことも大切であるが、身体のほうを何とかしなければいけないと思います。
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東洋医学的に考えていきますと、アレルギー性鼻炎の原因をみていくと、冬の生活にまで遡っていかなければなりません。
東洋医学の冬の養生法は、「冬は万物が静かに沈み消極的になる時で、すべてが収納され、貯蓄されておく時期で、決して発散してはいけない。
この時期は早く寝て遅く起きる。心身共に活動的になってはいけない。運動などで発汗するなど絶対にダメである。」とされています。
だから冬は身体の「陽気」を蓄えて守らなければいけません。冬を大事に過ごしておけば、春になって陽気が力強く発散される。
しかし、現代人は夜遅くまで仕事や遊びをし、忘年会・新年会に明け暮れ、冷たいビールで体を冷やして陽気が損なうことばかりしています。
このような生活をしていると、春になっても陽気の発散がうまくいかず、発散しきれない陽気が上に上り、顔、特に鼻周辺に留まりそこに炎症が起こります。その炎症に花粉が反応するのです。

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ですから、花粉だけが悪者ではないのです。花粉を避けるのはもちろん、その前の冬の過ごし方に気をつけなければなりません。
冬に下半身を冷やしていないか、暴飲暴食で胃腸を弱らせていないか、ストレスを溜め過ぎていないか等、これらが体を弱らせ、花粉に対応できないへと導いてしまう要因となります。

つまり、花粉症の症状が出る前段階の’身体の機能低下をリセット’してあげることが本当の意味での予防になります。

では次回は、
様々な日常生活における陽気を損なう例を挙げつつ、それに対しての鍼灸での対応を記してみたいと思います。
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