彼岸花は万能植物

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私が日々、太氣拳の稽古場所として利用させていただいている大阪城公園は、毎年9月中旬あたりから、彼岸花が開花します。

この花は秋の彼岸ごろから開花するからその名がついているわけですが、別の説では、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というところから由来しているとも言われています。

別名は曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来し、”天上の花”という意味ももっていて、相反する意味がある。

 

死などの不吉な意味の由来は、彼岸花の球根の中にはリコリンという有毒成分が入っているからで、分析してみると、球根一つに15mgのリコリンが入っており、ネズミだと1500匹の致死量に相当するそうです。

実は彼岸花は、動物や虫から球根を守るために有毒成分をもつようになったと言われている。2 彼岸花が田んぼのあぜ道に植えられていることが多いのは、ネズミ除けになるからで、また、「モグラは彼岸花の毒を嫌うので堤防に植える」とも言われています。

墓場に彼岸花が多いのも、異臭や有毒性を利用して遺体を動物から守るためで、昔は火葬ではなく土葬が主だったので彼岸花の有毒性を利用したのでしょう。

ただ、毒のある彼岸花が実は「食料」としても使われていました。

彼岸花の地下茎(球根、正確には鱗茎)にはデンプンが含まれ、水にさらして食用となり、昔は飢饉に備えて田んぼのあぜ道に植えたそうです。明治から昭和初期には、デンプンを製造する会社もあったとのこと。

 

そして彼岸花は薬にも利用されています。

image356 彼岸花の球根は石蒜(せきさん)とも呼ばれ、漢方薬として去痰、利尿、解毒、催吐薬として体の中のいらないものを除去するものとして用いられてきました。

民間では生の鱗茎をすりおろし、足の裏に貼って浮腫を取ったり、乳房炎、乳腺炎、各種はれもの、いんきん、たむし、などの患部に貼付した。

成分のうちリコリンはアメーバ赤痢治療薬ジヒドロリコリンの製造原料となり、ガランタミンは小児麻痺や筋無力症などによる運動麻痺に治療に用いられています。

 

この時期何気に見かける彼岸花。結構凄い花ですね。

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