効率のいい身体、無駄のない動きを考える⑤

【ハムストリングとセンター】

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ハムストリングはももの裏側にある筋肉で、この付近のお尻から下半分と、ハムストリングの上半分にかけての部分をテールポイントと呼びます。

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前回説明した、正中線(センターが身に備わると、太もも裏側の筋肉のハムストリングスも活性化します。

そしてさらにハムストリングスを活性化させ、バランス良く身体を使うためには、上の図のお尻下半分とハムストリングの上半分の部分、テールポイントの意識も重要になってきます。

正中線の位置を下半身で見てみると、ちょうど左右の「テールポイント」の真ん中でもあり、正中線(センター)と左右テールポイントの3つの意識が強力し合うことで、ハムストリングスを最大限まで使いこなすことが可能となります。

 

【テールポイントの意識があることの効果】

  • 後ろから支えられている感覚がある。立っていても手すりなどにお尻を乗せて寄りかかっているよう。
  • 立っていても支えられてるので、楽で疲れにくい
  • 歩くときも後ろから支えられてるので、押してもらっている感覚があり、どんどん前に進める。

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ももの前面には大腿四頭筋、裏側にハムストリングス。登山の下り坂では、普通に歩くとどんどんスピードが出て止まらなくなってしまう。 この時、大腿四頭筋は、スピードが出過ぎないように、身体がつんのめらないように、一歩一歩、モモの前で地面に抵抗をかけている。下り終わったあと、モモの前面がパンパンに固くなっているでしょう。

全力ダッシュの途中で、パッと止まったときも大腿四頭筋を思いっきり使って抵抗をかけています。

大腿四頭筋は、前に進む運動に対してはブレーキをかける役割になります。

一方、ハムストリングスは、前述したように、収縮すると股関節を中心に、大腿骨がワイパーのように勢いよく後ろに振り戻されます。すると、その勢いが腰に伝わって、身体を前に加速しながら、斜め上方に押し上げる力が生まれ、身体がスイスイと前に運ぶことが可能になります。

ハムストリングスは前に加速するのに重要な働きがあります。

 

IMG_0162太氣拳の立禅でも、テールポイントという言い方はしませんが、高い椅子に腰を掛けているイメージをもち、常に座った感覚を持つように練習して、 自分の身体に染み込ませていきます。

 

というわけで、テールポイントを意識することで、ハムストリングスが活性化され、より機能的に身体を動かすことができるようになれるでしょう。

 

 

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ここまで、正中線(センター)、腸腰筋、テールポイントと意識することで身体を有効に使えると記しました。

次回は丹田について言及しようと思います。


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