高体温・環境の悪条件に潜む危険

日々の生活やスポーツをする人々にとって、この季節の最も大きい環境の悪条件には、高体温を起こす高温、多湿、直射日光、過渡の日焼けがあります。

ここでは特に、スポーツをされる方々の熱中症に対する知識と対策を紹介し、日々の生活にも活かせれるようにできればと思います書いていきたいと思います。

image高体温

高温多湿の環境で練習や競技をする場合の問題は高体温、つまり体温の上昇です。高温に長時間さらされると熱中症を引き起こします。

体温が正常な範囲に維持される場合にのみ、体内の生理的プロセスは機能することができます。暑い環境において正常な体温を維持できるかどうかは、熱を放散させる身体の能力にかかっています。

《熱を身体から放出するメカニズム》

  1. 伝導:より冷たい物に直接触れる
  2. 対流:より冷たい風や水に触れる
  3. 輻射: 新陳代謝から生み出される熱
  4. 蒸発: 皮膚表面から蒸散する汗

皮膚の汗腺を通して水分は体表に現れ蒸散します。この際身体の熱を大量に奪います。気温や室温などが体温より高い場合、体熱の損失は汗の蒸発プロセスに大きく依存します。

汗をかくと体温が下がる。でも蒸発が起こるためには、空気は比較的水分のない状態、つまり湿度が高くない状態でなければなりません。相対湿度65%になると、蒸発による体熱損失は著しく少なくなり、湿度75%に達すると、体熱損失はストップする。

熱中症は高温多湿の環境はもちろんだが、人が脱水状態だったり、身体が汗をかくことで熱放散できなかったりすると、比較的低温の環境下でも熱中症が起こり得ります。image

熱指数のモニタリング

WBGT(湿球黒球温度)指数は、暑い天候での運動や生活に必要な予防策を決定する際の客観的な指標となります。

 

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WBGT指数を測るためには、下の画像のようなものが使用される。

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熱中症について

 

【熱失神】

高温にさらされ過ぎて、身体の急激な疲労を伴って発生する。熱失神は、浅血管の末梢血管拡張、低血圧、あるいは四肢に血液がうっ血することで起こる。

めまい、失神、吐き気をもたらす。

⇨ 患者、選手を涼しい場合で横にし、水分を補給することで熱失神は速やかに回復する。

 

【熱痙攣】

これは激しい痛みのある筋肉の痙攣である。とくにスポーツにおいてよく起こる筋肉は、ふくらはぎと腹部であります。 熱痙攣は、水分の極端な減少と電解質、特にナトリウムの減少によって起こる。

大量に汗をかくと、大量の水分と電解質が失われ、身体内の各要素の濃度バランスが崩れる。このアンバランスが痛みを伴う筋肉の収縮や痙攣を引き起こします。

⇨ 十分に水分を補給してナトリウムを摂取することで予防できます。直ちに大量の水分とナトリウムを摂取し、痙攣の起きている筋肉をアイスマッサージして、軽くストレッチングさせます。

 

【熱疲労】

熱疲労は発汗で失われた水分を十分に補給しないことから起こる。熱疲労にかかった人は、崩れるように倒れ、おびただしい汗、青ざめた肌、39℃近い熱、めまい、過呼吸、頻脈を表す。 頭がクラクラし、集中力を欠き、普段よりも体調が優れないときは注意を。

⇨ 直ちに大量の水分摂取が必要であり、点滴に頼ることも。熱疲労と熱射病を区別するために、直腸体温を計らねばならない。

 

【熱射病】

熱疲労より深刻で、生命に関わる緊急事態である。

意識を失って倒れる、紅潮した肌、脈拍速く強い。核心音が40℃もしくはそれより高い。熱射病は突然、何の前触れもなく起こる。45分以内に体温が正常に戻れば、熱射病による死の可能性は著しく低くなる。体温が40℃あるいはそれ以上長く続けば続くほど、死亡率は高くなる。

⇨ できるだけ早く病院へ移送すること。体温を下げ、涼しい環境に運び入れ、冷水風呂に入れるか、冷水で身体を拭き、タオルで風を送る。水分補給は応急処置の初期段階では重要ではない。

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