魔界案内 ぬえ塚(兵庫県芦屋市)

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私が二ヶ月に一回、阪神芦屋駅を芦屋川沿いに南へ10分歩いたところの芦屋公園に武術の練習を行っているのですが、その芦屋公園の駐在所のすぐそばに、ひっそりと『ぬえ塚』があります。

12世紀半ば、京都御所を騒がす怪物が出没していました。
その夜の丑の刻(午前2時)になると三条の森あたりから、妖しい黒雲が湧いて”鵺(ぬえ)”というカラスの鳴き声に似たもの悲しい鳴き声が京の闇夜に鳴り響くと、近衛天皇はうなされ大変苦しみだされるのでした。

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そこで源頼政という弓の名人が弓矢を用意して静かに目を閉じ、神に祈り空を見上げると、雲の間に妖しい影が見えました。
この時とばかりに、「南無八幡大菩薩」と念じつつ矢を放つと手応えを感じ、大きな音とともに怪物が落ちてきました。
よくみるとそれは、頭は猿、体はタヌキ、手足は虎、尻尾は蛇という妖怪でした。
人々は驚き、その死体を丸木舟に乗せて川に流したところ、淀川から大阪湾に流れ、最終的にこの地、芦屋の浜に流れ着きました。
これを見た芦屋の村人たちは、祟りを恐れて塚を作って弔い、この塚を『ぬえ塚』と呼ぶようになりました。

また京都の二条城北側の児童公園の一角に鵺大明神と鵺池があります。

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鵺が落ちたのがこの場所。血の付いた矢尻を洗った池が、鵺池なのです。

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妖怪が当時本当にいたのかは、わかりませんが、京都と芦屋に鵺のゆかりの場所があるのは、ロマンを感じます。

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