気分は不可能を可能にする③

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前回は、良好な環境に身を置くことで、身体が生理的に良好な心理になりポジティブになれるといいました。

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要するに外部からの情報や状況を利用することで、心の平穏を獲得しようということでした。
ただこれだと、身を置く環境が自分にとって好ましくないときは、不快な心理に陥ってしまう可能性もありますよね。

ここに重要なポイントがあります。
本当の意味でポジティブというのは、本来危機的な状況に発揮するからこそ、意味があるものです。
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太氣拳、意拳には意念というものを重要視しています。
例えば、「梅干し=酸っぱい 」というのは、最初は口にしたときに初めて感じる感覚で、梅干しを口にした瞬間、唾液が出てきます。
さらに梅干しを口にする機会が増していけば、人はその感覚を記憶し、梅干しを口にしなくても、梅干しを想像するだけでも唾液が分泌されてくるようになります。
意識が身体に生理的な作用を及ぼしている典型的な例です。
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または怖い体験をして、それが記憶されていれば、身体は緊張して血の気が引いたり、
悲しいことを思い出せば、涙が出てきたりもします。

これらは意識が身体に生理的な作用を及ぼしたわけですが、太氣拳や意拳では、この意識を利用して身体と心を強くすることを目指しています。この意識を利用するのを意念と言っています。

では、どのように用いるのか?
10Kgの重りを持っていると想像してトレーニングすると実際に重りを持たなくても身体がそれに反応し、実際に10Kgの重りを持っている時と同様の効果が上がる。
これは意識によって脳をだます、ということ。
脳が命令すると筋肉はそれに応じた重さを身体に加えます。そしてその運動に必要なだけのエネルギーを送るように命令します。
この重さを100kgに想像しても訓練すれば、そのようにも身体が反応していきます。100kgのパンチを打つイメージで相手を粉砕するんだ、というように。
この意念をより現実味のあるものにして、自分のものにできれば、脳も騙されて身体も反応出来るようになります。

では、ポジティブになるにはどうするのか?
自分がポジティブになる環境や状況に身を置くことで、その感覚を記憶させることです。
例えば、自分が温泉が好きで、その時が一番自分が落ち着いてリラックスできるのなら、温泉に浸かってゆったりとくつろいでいると想像します。
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その感覚がいつでも具体的に想像できれば、梅干しを想像するだけで唾液が出るように、身体も心もポジティブで良い状態になれるはずです。

これを身に着けるのは難しいです。でも一番の近道は、自分が気持ち良くて心地いい環境や状況に出来るだけ多くの機会を持ち、身を置くことだと思います。
心地いい感覚を記憶すれば、想像するだけで、身体は反応するようになるでしょう。
大切なのは、自分を知ること。
何が一番好きで、何が嫌なのか。
これに尽きると思います。
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