京都魔界案内 猿が辻

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月に2度ほど、私は自身の武術の一人稽古に京都御所を訪れます。
今日はその、御所にまつわるおはなし。

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「猿が辻」とは京都御所の鬼門封じのために施されたL字型をした築地塀。
ここは方角では東北になり、いわゆる”鬼門”に当たるので魔物が入って来ないように角をL字に切り取ってあります。

そして、この左側の屋根の張り出している軒下には、「猿が辻」の名の由来となった猿(白い御幣を担いで頭に烏帽子をつけている)の像が安置されていますimage

 

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この猿は、御所の鬼門を守る日吉大社からの遣いだったが、夜になると付近をうろつき、いたずらが絶えなかったので閉じ込められたと言われています。

ところで、なぜ猿なのか?
平安京を開いた桓武天皇は魔物封じのために、天台宗創始者の最澄に比叡山から御所の鬼門の方角を護らせた。
この比叡山を守護するのが日吉大社で、日吉大社の神の遣いを「神猿(まさる)」と言います。
「まさる=魔去る=勝る」とかけているので猿の像なのだそうです。image

また、屋根瓦には桃の飾りがあり、桃には呪力があり「魔除け」のシンボルとされてきました。桃が魔除けになるというのは、元々中国からで、それが日本に伝わり「古事記」にも桃が魔除けとして登場する場面があります。
昔話の桃太郎、鬼に勝たせるために桃から生まれて設定がなされたとも言われています。

さらに御所から少し北へ向かうと幸神社があり、そこにも魔除けとして猿が守っています。幸神社についてはいずれまた。


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