王建華氏インタビュー(1995年)

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前回、意拳の于永年老師の記事を記してみましたが、その続編で于永年老師の弟子であり、北京師範大学体育学部の武術科で教鞭を取る(当時)、王建華氏に武術としての大成拳(意拳)の特徴を語った記事を見つけたので、今回も数回にわたり記してみたいと思います。

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〈当時の于永年夫妻と、弟子の王建華氏(右) 〉

【私は站椿において、強い足腰を作ることも要求する】
王)
于永年老師が研究された方法論には二つの大きな特長があります。
一つは第二随意運動(意拳・于永年老師に聞く⑤~⑦を参照)であり、もう一つは静止状態(站椿)で姿勢(膝の角度)と意念によって運動量を調整する方法論です。
于永年老師は医師の観点から、養生站椿の理論研究と治療への応用に大きく貢献されたわけです。

~大成拳が追求する身体の緊張とリラックス(放鬆)とはどのようなものですか?
低い姿勢の站椿において放鬆を会得するのは難しいように思うのですが~
王)
私は站椿において、ただリラックスと意念を強調するだけでなく、強い足腰を作ることも要求します。
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膝を曲げ腰を少し落とした站椿は、強い突きを打つための「蓄勁」状態でもあります。この状態は「上鬆下緊」、つまり上半身は放鬆し下半身はある程度緊張しながらも瞬時に反応できる状態です。
例えば、鞭は手元が堅く先端へゆくほど柔らかいため、力が効率的に先端まで伝わる構造になっています。下半身は強い突きを打つための土台であり、上半身は打拳が相手に接触する瞬間に放鬆から緊張へ転化します。
従って練習者は「蓄勁と発力をいかに行うか」を常に考えながら站椿を行い、最適な身体を作る必要があります。
次回へ続く。


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