王建華氏インタビュー②

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~ 王建華先生には、武術としての大成拳の特殊性について紹介して頂きたいのですが、大成拳は他の中国武術とどう異なるのでしょうか? ~

王)
まず練習体系が大きく違います。一般に中国武術の練習内容は、基本功、基本動作、拳術套路、器械(武器)、対練、散手、その他目的に応じた専門功法という項目に分類できます。

これに対して大成拳は站椿、試力、摩擦歩、試声、推手、発力、散手という独特の練習体系を持っています。これが大成拳が他の武術と異なる大きなポイントです。
これらは練習段階であると同時に、各項目それぞれが次のように明確な目的を持っていることを理解する必要があります。

「站椿」 精神状態及び蓄勁(力の蓄積)の訓練
「試力」動作の中で、あらゆる方向へ統一した力を発揮できる身体を作る
「試声」内外合一(筋肉から内臓までを瞬間的に一体化させる手段)
「発力(発勁)」全身を統一した力を発揮する
「摩擦歩」全身が移動する動作の中で発力の方向を探る
「推手」相手が存在し、かつ移動する状態で聴勁の訓練と同時に発力の方向を探る。
「散手」上述の全段階の成果の実践。
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このうち站椿、試力、試声、発力の四項目は特に打撃技と攻防の能力向上を目的としたものです。この点も大成拳の大きな特長です。
各段階の目的は、教える側は勿論、学ぶ側にも明らかでなければなりません。また、大成拳を武術として修得しようとするならば、站椿を始め試力、推手、発力などをすべて総合的に練習する必要があります。
また、意念のトレーニングを通じて人間が先天的に持っていた攻撃・闘争本能の喚起を試みる点も、大成拳が既存の武術と異なる点です。

次回へ続く。


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